日々是修養 ダイダイ日誌

日々の修養の備忘録

自分の中に毒を持て (岡本太郎)

私が今回、紹介するのは岡本太郎さんの「自分の中に毒を持てーあなたは”常識人間“を捨てられるか」です。この本は自分の人生観に衝撃を与えた本で、魂を揺さぶられます。まず、言葉の一つ一つが強烈で、考えさせられるものばかりでした。例えば「本当に生きるというのことは自分で自分を崖から突き落とし、自分自身と闘って運命を切り開いていくこと。」「危険だ、という道は必ず、自分が行きたい道なのだ。」「本当に生きるということいつも自分は未熟なのだという前提のもとに平気で生きることだ」など名言の嵐です。岡本太郎というひとりの男の魂から発せられる「生きる」ことに対する気迫、熱が自分の中の冷めた心に伝わります。いつのまにか自分の生き方に岡本太郎の熱が移り、激しく自分の中で火花が散りながら熱くなるそんな本です。断言できるのはこの本を読んで何も感じない人はいないだろうということです。それだけ、この本の中の強烈で鮮烈な真っ直ぐな問いが自分に聞いてくるのです。「お前の生き方に後悔は無いのか」と。ぜひ、一読してみてください。