日々是修養 ダイダイ日誌

日々の修養の備忘録

AI時代に生き残れる人は誰か?? AI vs.教科書が読めない子どもたち (新井紀子)

こんばんは、ダイダイです。最近、AIがどうのこうのが多い気がする。大学時代も教授が「2045年にシンギュラリティが起きる。」とか言ってましたもの。でも、AIが発達したら社会がどう変わるかなんてまっったくわからない。楽観的な説だとAIのお陰で生活が楽になる。悲観的だとAIに仕事を奪われ、貧しい生活を強いられる。さて、どっちになるのな〜?私にはさっぱりわかりません。

でも、間違いなく社会は変わる。確実に。過去の歴史を見ても社会が変化しない時代などそうそうない。では、変わっていく社会にどう立ち向かえば良いのか。そこで数学者の新井紀子さんの著書「AI vs.教科書が読めない子どもたち」を読んで参考にして考えていきたい。

 

まず、AIは高度な読解力と常識、人間らしい柔軟な判断をすることが非常に苦手。なぜならAIは意味を読み取ることができないからだ。AIは、情報を読み取ることはできてもその意味は理解できない。

 

だから、AIと差別化するには高度な読解力が必要となる。高度な読解力とは、文章を読みその文章の言いたいことを理解するといういたってシンプルなことだ。しかし、今の中高生にそのシンプルなことがAI以上にできるのはごくわずか。今の中高生は正しく教科書の内容でさえ理解していない。AIに仕事を奪われる人が多くいるということだ。だから、即急に読解力をつける必要がある。

 

この本を読んで感じた事としてはAIとうまく付き合っていくには人間がより一層努力する必要があるということだ。AIは人間が生み出したのにその人間がAIをコントロールできないなんて皮肉だ。ぼやいていても仕方ないので読解力を鍛えたいと思う。ただ、本書では読解力をどう鍛えたら良いかまでは述べられていなかった。次巻に期待。