日々是修養 ダイダイ日誌

日々の修養の備忘録

読書記録12 頑張らなければ病気は治る (著・樺沢紫苑)

 実は、病気を治すためには闘病してはならないって知っていましたか?「病気の治療を頑張ってはならない」今、病気療養中の人に声を大にして言いたい。私がそう思ったのは日本で一番アウトプットしている精神科医、樺沢紫苑先生の著書「頑張らなければ病気は治る」(あさ出版)を読んだからだ。この本が主張している内容としては「闘病してはならない」「病気であることを受け入れる」「感謝で病気は治る」など今までの治療というものの考え方がガラリと変わるものばかりだ。

 

 私がこの本を読もうと思ったきっかけは家族が病に倒れ、看病していくうちに自分の体調も悪くなってしまい、なんとかこの悪循環を打開したいと思ったからだ。


 体調を崩した当初は早く治さねばと焦ったり不安を感じる毎日だった。しかし、この本によれば焦ったり不安を感じながら治療を行うのは逆に治療が遅れるだけでなく更に病状が悪化する可能性を高めるだけだと主張している。それは何故か?実は治療を頑張ってしまうと自分の身体に余計なストレスを増やすことになり、このストレスが自己治癒力を阻害してしまうのだ。


   病気になったと医師に判断された際は自分が病気であると正しく認識することが大切だ。病気だと宣告されるとそんな訳ないとか、誤診であってほしいなど病気を認めたくない気持ちは大いに分かる。しかし、自分の病を受け入れなければ結局病が治ることもなく悪化していくだけだ。まずは、病の受容が大切だ。

 次に、病になったからといって悲観せず、むしろ今までの生活を見直して生活を改善すると良い。その時今まで気づくことのなかった感謝の心に気づくだろう。病をサポートしてくれるお医者さん、家族、友人らの存在に対する感謝を。不思議なことに感謝の心を持つと病気は改善される傾向にあるそうだ。

 

以上のように病になったなら病を受け入れ、医者と信頼関係を築き、感謝の心を持って治療を行えば多くの病は治すことができるそうだ。


そこで私は日々の生活で感謝を意識するためには毎日ノートに感謝の言葉を書くなど行いたい。