日々是修養 ダイダイ日誌

日々の修養の備忘録

読書記録⑧おカネの教室 僕らがおかしなクラブで学んだ秘密

私たちの周りにある「お金」。いつも身近にあるこの存在についてその本質を知っている人はどれだけいるだろうか?お金がなぜ生まれてどのように人間社会に影響をもたらしているのだろうか。その疑問についてある程度答えを導いてくれるのがこの本だ。私はこの本を読むまでお金に対して漠然としたイメージしか持っていなかった。しかし、この本読んでいるうちに少し理解できたように思う。

 

この本を読んで気づいたこととして

①お金を手に入れるにはかせぐ・もらう・ぬすむ・かりる・ふやす・つくるの6つがある。この6つの言葉を理解できるとお金を通して人間社会の在りようが理解できる。

②お金は便利な道具ではあるが、稼ぐ金の多寡で人間の存在意義を測ることはできない。

③お金の本質から社会の様子を見ると「素人」「玄人」「必要悪」など社会を様々な区分に分け考えることができる。お金は社会を考える際とても有用だ。

 

この本を読んでこれから私はお金の本質についてもっと知りたいと思えた。まだまだ複利の仕組みや富をどううまく分配すれば良いかなど分からないことがある。そういった疑問を解消し、社会をより良いものに変えていきたい。私たちは生まれた瞬間から前の世代が作ったルールやシステムに強制的に組み込まれる。しかし、そのルールやシステムが気に入らないなら変えることはできる。その際、お金の本質からの視点で社会を見れば問題点がくっきりわかるのかもしれない。もっと学んでいきたい。