読書記録⑥人生が本当に変わる「87の時間ワザ」時間術大全

 この本を読む前はスマホを1日4時間以上使い、自分のかけがえのない時間を無駄にしていた。そのくせ、いうも寝る前に大切で重要なことに十分な時間や集中力を当てられていないと後悔していた。しかし、その現実を受け入れることがなかなかできないでいた。この本と出会えてやっと現実を直視して自分の大切な時間を作り出そうと決意できた。

 この本を読んで現代人が自分の大切な時間を過ごせない理由がよく理解できた。著者が指摘することは２つある。まず、忙しいことを美徳とする「多忙中毒」。そしてスマホなどにインストールされた多くのアプリ（SNS、Youtube、メール）を使った無限の気晴らしができる「無限の泉」。以上の２つの要因が現代人の有意義な時間を奪い取るものだ。

 では、「多忙中毒」、「無限の泉」という要因を解決するにはどうすればいいのか？その方法論がこの本に「87の戦術」としてまとめられている。どの戦術もとても効果がありそうなものばかりである。著者によると「87の戦術」を全て行う必要はなく、自分に合った戦術を選び、試して、繰り返すことが重要とのこと。ここで私が実践しようと思ったものを３つ紹介する。

87の戦術で特に実践しようと思ったもの

・ハイライトを予定に入れる。

 これは1日の中で最も緊急で満足でき、喜びが大きいと思われる事柄を１つ決めそれに注力するように行動する。

・散漫クリプトナイトを遮断する。

  気が散る要因（SNS、2ちゃんねる等）を見つけ、それを完全に遮断する。SNSならばアプリをスマホからアンインストールする等。

・歩き回る。

 人間は元々、歩くように生まれついている。歩くことで思索の時間が生まれる。

 以上ようにとても取っ掛かり安い戦術ばかりだ。これらの戦術を試しながら自分にとって大切な時間を創り出して幸福な毎日を過ごしていきたい。